NHO TOCHIGI MEDICAL CENTER

リウマチ膠原病内科 専門研修のご案内

患者さんの人生に寄り添い、ともに歩む。
そんな「伴走者」を、ここで一緒に目指しませんか。

Message

医長からのメッセージ

リウマチ科を志す方へ

花岡亮輔 医長
花岡 亮輔
リウマチ膠原病内科 医長
甲種医学博士
日本内科学会 総合内科専門医・指導医
日本リウマチ学会 専門医・指導医
日本救急医学会 ICLSディレクター
日本内科学会 JMECCインストラクター
昭和大学リウマチ膠原病内科 兼任講師

リウマチ科というと、「難しい。免疫学の知識なしには診療が成り立たなそうだし、希少疾患ばかりで、ワケがわからない」と答える研修医は少なくありません。なるほど、かつて全国の大学病院で展開されていたリウマチ科の診療は、たしかにその通りだったかも知れません。

しかし、現在のリウマチ科が診療する患者さんの大部分は関節リウマチです。有病率はおおよそ0.6%、つまり地域住民が200人いれば、その中のひとりは関節リウマチに罹患している計算になります。これはcommon diseaseとして決して少ない数字ではありません。また、リウマチ性疾患を診療する上で、基礎免疫学の知識は決して必須ではありません。自動車を運転するときに、いちいちエンジンの構造に立ち返る人はいないように、臨床に必要な知識はもっと実践的なものです。

僕の考えるリウマチ科の最大の魅力は、「患者さんとの付き合いが長い」ことにあります。リウマチ性疾患の診療は一生涯続きます。就職したり、結婚したり、子供が生まれたりするごとに患者さんと喜びや悲しみを分かち合うことができる。そして、命の灯がつきるときにも。信頼してもらえると、家族や友人が病気になったときにも真っ先に相談に来てくれるようになります。バリバリの専門医でありながら、ホームドクターにもなれる。このような診療科はそうそうあるものではありません。

極めて高い専門性と、広範な総合診療能力を必要とする、まことに内科医らしい分野。それがリウマチ科です。この領域を極めるのに天才は必要ありません。必要なのは来る日も来る日も、嫌がることなく診療を続ける愚直さと、常に教科書を紐解きながら診療にあたる謙虚さ、そして何よりも、人体と人間性に対する飽くなき好奇心と愛情です。

萩野谷 敏子
リウマチ膠原病内科 医師
萩野谷 敏子
日本内科学会 内科認定医
日本リウマチ学会 専門医
日本内科学会 JMECCプロバイダー
日本救急医学会 ICLSプロバイダー
谷口 夢子
リウマチ膠原病内科 医師
谷口 夢子
日本内科学会 内科認定医
日本リウマチ学会 専門医
日本救急医学会 ICLSプロバイダー

さあ、始めよう。

Our Philosophy

私たちの診療の姿勢

何を大切にして、どんな医療をしているか

隣人を笑顔にすること

私たちは、仕事とは隣人を笑顔にすることだと考えています。人間としての知恵、医師としての技能、内科学の素養——すべてを総動員して、目の前の患者さんを笑顔にする。それが私たちの出発点です。

免疫異常を有する患者さんのための総合診療科

関節の炎症を止めるだけでなく、動脈硬化の管理、骨粗鬆症の予防、肺合併症の診療、悪性腫瘍の検索まで——患者さんの生命そのものを守る。それが私たちの日々の仕事です。

病気のことは薬を飲むときにだけ思い出してください

患者さんは人生を楽しむために治療するのであり、治療のために生きているのではありません。病気のことを忘れていられる——それが健康な状態。その実現を目指す治療を提供します。

人生の伴走者であること

関節リウマチは長い経過をたどる病気です。入学、就職、結婚、出産、老い——人生のさまざまな場面に寄り添いながら、ときには全力で困難に立ち向かい、最期まで患者さんのそばにいる。それが私たちリウマチ医の使命です。

Educational Principles

教育基本原則

当科で研修する方に大切にしてほしい7つのこと

1

総合診療科としてのリウマチ科

専門性は仕事の「限定」ではなく「軸」です。患者さんが呈するあらゆる症状に、最善の対応をする姿勢を大切にしています。

2

医師の手が真実を告げる

毎回すべての患者さんの関節を触診します。問診と所見はしばしば乖離するからです。毎日たくさんの関節に触れ続けることで、感覚は確実に研ぎ澄まされてゆきます。

3

準備がすべてを決める

外来開始前に一人ひとりのカルテを読み込み、検査計画と治療方針を練り上げる。この習慣が、複雑な診療を多くの患者さんに等しく提供するための鍵です。

4

患者さんの笑顔がゴール

「薬を飲むときだけ病気を思い出す」——それが実現できるだけの治療を目指します。疾患のコントロールと心理的負担の軽減、どちらも妥協しません。

5

人生の伴走者であること

患者さんのライフステージに寄り添い、時には全力で困難に立ち向かう。最期の瞬間まで責任を持つ覚悟が、この仕事の核心です。

6

エビデンスを使い、エビデンスを創る

科学的根拠に基づく診療を実践しながら、自らクリニカルクエスチョンを見出して研究する。深層学習によるRA診断支援など、当科ならではの研究にも参加できます。

7

教えることは学ぶこと

教える相手は同時に学ぶ相手でもあります。後輩にも他職種にも、いつでも謙虚に学ぶ姿勢を大切にしています。

Training Program

研修プログラムの概要

カリキュラム制・3年間の膠原病リウマチ内科領域専門研修

3年間
基本研修期間
120例+
経験症例数
7/9
疾患群経験
30単位+
研修単位

研修の特色

  • リウマチ性疾患に限らず、幅広い内科疾患に対応する「総合診療科」型の研修
  • 総合内科初診外来・救急外来で鍛える実践的な診断力
  • 深層学習によるRA診断支援など、先進的な臨床研究に参画
  • 大学病院連携施設での希少疾患・研究活動の機会
  • 内科専門研修との連動研修にも対応

修了要件

  • 9疾患群のうち7疾患群以上を経験
  • 経験症例120例以上(入院40・外来80)
  • 入院症例記録10例、外来症例報告30例
  • 研修単位30単位以上
  • リウマチ版J-OSLERで研修管理
🏫

臨床現場での学び

  • リウマチ外来:週1回担当
  • 総合内科初診外来:週1回担当
  • 内科救急外来:週1回以上
  • 病棟業務:常時10〜15名を担当
  • リウマチ膠原病内科カンファレンス(毎週木曜)
  • 整形外科ローテーション研修
📚

学術活動・勉強会

  • 週1回の勉強会への参加
  • 研修施設群合同カンファレンス(年2回)
  • 宇都宮リウマチ膠原病カンファレンス(年2回)
  • 関東リウマチ研究会(年1回)
  • 日本リウマチ学会学術集会・教育講演
  • 臨床研究・学術発表・論文発表
Weekly Schedule

週間スケジュール(モデル)

専攻医の典型的な1週間

午前 リウマチ外来 病棟業務 総合内科初診外来 カンファレンス 病棟業務
午後 リウマチ外来 救急外来 病棟業務 病棟業務 勉強会

※ 上記はモデルスケジュールです。実際のスケジュールは研修年次や時期により異なります。
※ 休日日直・夜間当直は月2回程度です。

Research

研究活動

エビデンスを使い、エビデンスを創る

当科では、日常診療から生まれるクリニカルクエスチョンを大切にし、臨床研究へとつなげています。特に力を入れているのが、深層学習(ディープラーニング)を用いた関節リウマチの診断支援システムの開発です。

従来のACR/EULAR分類基準とは異なるアプローチで、臨床データから直接RA診断を支援するスコアリングシステムを構築。そのキャリブレーションとROC解析の結果は、新たな診断支援ツールとしての可能性を示しています。

専攻医もこうした研究プロジェクトに参画でき、学術発表や論文執筆の機会を得ることができます。

ROC曲線の比較
深層学習RAスコアとACR/EULAR基準のROC曲線比較
キャリブレーションプロット
診断精度のキャリブレーションプロット
Our Team

チーム紹介

多職種が連携する温かいチーム

リウマチ膠原病内科チーム

医師、看護師、薬剤師、理学療法士、ソーシャルワーカーなど多職種のスタッフが連携し、患者さんを中心としたチーム医療を実践しています。風通しの良い職場環境で、専攻医も安心して相談・学習できる体制を整えています。

Training Facilities

研修施設群

基幹施設 NHO栃木医療センター リウマチ膠原病内科(宇都宮市)
連携施設 獨協医科大学病院 リウマチ・膠原病内科
連携施設 昭和大学病院 リウマチ・膠原病内科

※ 連携施設は今後の協議により追加・変更される可能性があります

Work Environment

働く環境

💼

身分保障

国立病院機構の常勤医師として採用。安定した待遇のもとで研修に集中できます。

📖

学習環境

図書室・インターネット環境完備。文献検索・e-learningに自由にアクセスできます。

👶

院内保育所

院内保育所を利用可能。子育て中の医師も安心して勤務できます。

🤝

メンタルヘルス支援

メンタルヘルス支援・ハラスメント委員会を設置。心身の健康をサポートします。

Documents

資料集

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一緒に働きませんか?

求めているのは、特別な才能ではありません。
患者さんを歓迎する心、自分の手で確かめようとする誠実さ、
そして学び続ける意欲。
見学・相談は随時受け付けています。お気軽にご連絡ください。

※ 送信内容はリウマチ膠原病内科に直接届きます。
※ 通常2〜3営業日以内にご返信いたします。

NHO栃木医療センター
〒320-8580 栃木県宇都宮市中戸祭1-10-37
TEL: 028-622-5241(代表)